セブン・イレブン系列の電子マネー「nanaco(ナナコ)」は、公共料金の支払い時にクレジットカードのポイントが貯められる方法があるということで人気です。
しかし、昨年2017年11月に楽天カード(JCB)が改悪。
nanacoクレジットチャージでクレジットポイント(楽天ポイント)が付与されなくなりました。
Yahoo! JAPANカードもnanacoクレジットチャージでクレジットポイントが付与されることで人気を集めています。
しかし、先月2018年1月31日。
ついにYahoo! JAPANカードも改悪の連絡がきました。
楽天カードが改悪されたのであれば、Yahoo! JAPANカードも改悪されるんだろうなとは思っていました。
しかし思っていたより改悪ではなかったので、まだYahoo! JAPANカードでnanacoチャージを利用するのは、場合によっては良いのではないかと思います。
nanacoクレジットチャージに利用するクレジットカードはYahoo! JAPANカードでまだ大丈夫!
~目次ですぐ見る~
nanacoクレジットチャージのメリットとは
電子マネー「nanaco」のクレジットチャージとは
nanacoクレジットチャージとは、クレジットカードから電子マネーにチャージ(入金)をすることです。
クレジットカードは使用した分を後払いしますが、電子マネーnanacoは先払い式。電子マネーカードにあらかじめお金が入っていないと利用できません。
他の電子マネーとは違う!nanacoクレジットチャージのメリット
nanacoクレジットチャージのメリットは、クレジットカードが使えない場合、とくに公共料金の支払い時にもクレジットポイントが貯められるというところです。
通常、コンビニで電気代や国民年金保険料などを振込用紙で支払う場合は現金のみの支払いしかできません。
しかし、セブン-イレブンは違います。
振込用紙での支払いに現金またはnanacoが利用できるんです。
nanacoカードにチャージ(入金)をするときに、対象のクレジットカードからチャージ(入金)するとクレジットポイントが付与されます。
つまり、現金で支払いをするよりクレジットポイント分がオトクということ!
たとえば、電気代2万円分をセブンイレブンで支払う場合、Yahoo! JAPANカードとnanacoクレジットチャージを利用すれば、Tポイント200ポイントが貯まります。
注意!nanacoクレジットチャージができるクレジットカードやポイントが貯まるカードは限られている
nanacoクレジットチャージに利用できるクレジットカードは限られています。
利用できるカードは、セブンカード・プラスやセブンカード、セゾンカード、JCBカードなどになります。
さらに注意してもらいたいことは、クレジットチャージに利用はできても、チャージでクレジットポイントを貯めることができるクレジットカードはその中でもごく一部ということ。
楽天カード(JCBブランドのみ)は昨年2017年11月までは楽天ポイントが付与されていました。
しかし現在(2018年2月)ではnanacoチャージ自体は可能ですが、ポイントは付与されません。
現在(2018年2月)時点では、nanacoクレジットチャージでクレジットポイントが貯まる主なクレジットカードは以下になります。
- リクルートカード(JCB、VISA、Mastercard)
- Yahoo! JAPANカード(JCB、VISA、Mastercard)
- セブンカード・プラス(JCB、VISA)
nanacoクレジットチャージは改悪が増えている
クレジットカードの改悪は今後も増える
世の中のシステムは常に改善を目指しています。
しかし、クレジットカードのシステムはクレジットカードを利用する側にとっては常に改悪されているという事実があります。
その理由はもちろんクレジットカードを発行しているクレジットカード会社は儲けを出さなければならないから。
新しいクレジットカードを発行したときは、たくさんのひとに使ってもらいたいからたくさん良いサービスや入会特典を付けます。
しかし、たくさんの人がそのクレジットカードを利用し始めるとそのサービスを少しずつ削っていくことが多いようですね。
サービスを削ることで退会する人も増えますが、一度使い始めると便利&切替が面倒くさいことで改悪されても利用し続ける人もいます。
とくに電子マネーやポイント関係は今後も改悪が増えていくと思います。
nanacoチャージでポイントが付かない改悪
nanacoチャージでポイントが付与されるかされないかで見ると、こちらも改悪が進んでいます。
とくに印象的だったのは、昨年2017年11月の楽天カード(JCB)がnanacoチャージのポイント対象外になったこと。
楽天カードは年会費無料でポイント還元率が良いクレジットカードです。
楽天カードを発行するときの国際ブランドはJCBがおすすめ!という口コミが多かったのですが、JCBをオススメする一番の理由が無くなりました。
楽天カード(JCB)はnanacoチャージ自体は可能です。
しかし、nanacoチャージ目的で楽天カード(JCB)を発行するのであれば、Yahoo! JAPANカード(JCBブランド)を発行した方がチャージ時にポイント付与されるのでYahoo! JAPANカードの方が良いでしょう。
楽天カードが改悪されたのであれば、楽天カードと同じように年会費無料でポイント還元率が良いYahoo! JAPANカードも改悪されるんだろうなとは思っていました。
しかし改悪とはいっても、楽天カードほど改悪ではなく、意外とYahoo! JAPANカードは頑張ってるみたいですね。
Yahoo! JAPANカードのnanacoクレジットチャージ改悪とは
今回2017年1月31日発表されたYahoo! JAPANカードのnanacoクレジットチャージの変更内容は以下になります。
Yahoo! JAPANカードのJCBブランドをご利用のお客様につきまして、2018年2月28日より、「nanacoクレジットチャージ」ご利用分のクレジットポイントの内容を変更させていただきます。
■変更内容について
進呈するTポイントにつきまして以下のとおり変更いたします。【現】
100円につき通常ポイント1ポイント進呈
【新】
200円につき通常ポイント1ポイント進呈■本変更の適用日
2018年2月28日(水)15:00 ご利用分より(※)
※2018年2月28日(水)15:00より前のご利用分でも、2018年2月28日(水)15:00時点でYahoo! JAPANカードに売上情報が届いてないものは変更後の進呈ポイントになります。なお、Yahoo! JAPANカードのVisa、Mastercardブランドをご利用のお客様につきましては、 2018年2月28日(水)15:00より「nanacoクレジットチャージ」をご利用いただけるようになります。
(200円につき通常ポイント1ポイント進呈)今後ともYahoo! JAPANカードに変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
注目すべきポイントは2点。
- Yahoo! JAPANカードのJCBブランドでnanacoチャージを利用すると還元率0.5%になる。
- Yahoo! JAPANカードのVISAブランド、Mastercardブランドもnanacoチャージが利用できるようになる。(還元率0.5%)
Yahoo! JAPANカードのJCBブランドは還元率1%から0.5%に改悪
Yahoo! JAPANカードのJCBブランドでnanacoチャージを利用していた人にとっては、ポイントが半分しかもらえなくなるので「改悪」としか言いようがありません。
例えば、nanacoクレジットチャージで50,000円分チャージした場合は500ポイントがもらえました。
2018年2月28日から還元率0.5%になると、250ポイントしかもらえないことになります。
「ポイントがもらえるだけマシ」と考えるべきなのかもしれませんね。
Yahoo! JAPANカードのVISA、Mastercardブランドは可能になった
Yahoo! JAPANカードのVISA、Mastercardブランドを利用している人にとっては「改善」なのかもしれません。
これまでは、Yahoo! JAPANカードのVISAブランドとMastercardブランドではnanacoチャージを利用することができませんでしたが、2018年2月28日15時以降はnanacoチャージが利用できるようになります。
ただし、200円につき1ポイント。
JCBブランドと還元率は同じ0.5%になります。
思ったより悪くなかったYahoo! JAPANカードの対応
昨年2017年11月の楽天カードのnanacoチャージ改悪以来、いつかはYahoo! JAPANカードの改悪もあるだろうと思っていました。
今回の改悪は改悪ではあるものの思ったより悪くなかったと思います。
楽天カードの場合は、ポイント対象外となり、まったくポイントがつかなくなりました。
しかしYahoo! JAPANカードの場合は、ポイント対象。
還元率は下がったものの、nanacoチャージでもポイントが付与されます。
nanacoクレジットチャージでの還元率を他のクレジットカードと比較してみると
- リクルートカード(JCB、VISA、Mastercard):還元率1.2%
- Yahoo! JAPANカード(JCB、VISA、Mastercard):還元率0.5%
- セブンカード・プラス(JCB、VISA):還元率0.5%
(2018年2月28日時点)
nanacoチャージで貯まるポイント還元率を見ると、リクルートカードが還元率1.2%でダントツで良くなりましたね。
だからといってリクルートカードを作るべきかどうか、というところは人それぞれ。
ポイント還元率を優先させるか、利便性を優先させるかで変わります。
わたしの場合は、それほど頻繁にnanacoチャージを利用することはありません。退職したときに国民年金や健康保険の支払いで一時的に利用した程度でしょうか。
ポイント還元率を考えてリクルートカードに変更したとしても、リクルートポイントやPontaポイントが利用できるお店をほとんど利用しません。
さらに言えば、ANAマイルを貯めることを一番の目的にしているため、貯めるポイントの優先順位をANAマイル、楽天ポイント、Tポイントと決めています。
これ以上管理するポイントが増えると面倒くさいからというのもあります(笑)
ポイントが分散すると溜まりにくくなりますし。
ということで、わたしの場合は改悪されたとしてもしばらくはYahoo! JAPANカードで充分かなと考えています。
ポイント還元率よりも貯めたポイントの利用しやすさを考えてクレジットカードを発行する方がおすすめです。
クレジットカードの改悪はこれからも増えるから早く作ったほうがおトク
クレジットカードの改悪は今に始まったことではありません。
じつは地味~に少しずつ改悪されていることも多いのです。
しかし、以前はこうだった、こんなにサービスが良かった・・・と、昔のサービスと比べるのは精神衛生的に良くありません。「今」を大切にしましょう。
今、この時欲しい!と思ったときが利用する時なんでしょうね。
クレジットカードは、「年会費無料」から「年に1回以上利用がなければ年会費がかかる」といった改悪がされることもありえますので、今のうちに恩恵を受けておくことをおすすめします。
Yahoo! JAPANカードを新しくつくる時は入会のタイミングに要注意。新規入会で8,000ポイント~11,000ポイントの期間固定Tポイントがもらえます。
わたしはYahoo!プレミアム会員の新規同時入会も合わせて16,000ポイントをもらいました。
Yahoo! JAPANカードはいつ入会しても8,000ポイントがもらえますが、10,000ポイントや11,000ポイントを見つけたらそのタイミングで入会することをおすすめします。
詳しくはこちらへどうぞ。
Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)が運営するクレジットカード
クレジットカードの申し込みをするときは、ポイントサイト経由がオススメです。
ポイントサイト「ハピタス」経由で申し込むと、3,000~5,000円相当の電子マネーなどと交換できるポイントがもらえます。
リクルートカードやセブンカード・プラスは8,000ポイントももらえることがあるので申し込み前は要チェック!